終末期がん患者さんへの、全人的苦痛に対する症状緩和を実践し、最期までその人らしく生きられるケアを多職種チームと連携し、深めることができます。近年は療養移行件数も増加しており、緩和ケアでの退院支援・地域連携も積極的に行っています。
また、家族ケアにも力を入れています。患者さんと同時に、家族の悲嘆への思いに寄り添い、デスエデュケーションを行います。看取りをはじめ、エンゼルケアでは湯灌を行い、時には家族と行うことで、グリーフ(悲嘆)ケアを実践しています。
学会や研修へ参加し自己研鑽を積むことも可能です。(死の臨床研究会、ELNEC-Jコアカリキュラム看護師教育プログラムなどの参加)
悪性腫瘍の患者様とご家族のQOL(生活の質)の向上のために、さまざまな専門職が協力して作ったチームによって行われる医療です。
担当医師 髙野 篤
入院をご希望される方、または詳しいことをお知りになりたい方へ、まずご相談のお電話を下さい。
ご本人の状況やご家族のご事情に合わせて、医師や看護師またはソーシャルワーカーがご相談に応じます。
図南病院医療相談室、または緩和ケア病棟
TEL:088-882-3126
Q.入院するためには病名を知っている必要がありますか?
A.できれば患者様が病名・症状について知っておられることが望ましいですが、必ず必要というわけではありません。
患者様が知りたいと望んでおられることは、ご家族と相談しながら心をこめてお伝えし、みんなで支えていきたいと考えています。
Q.入院費はどうなっていますか?
A.「緩和ケア病棟入院料」という定額制で、健康保険が適用されます。
また一定額を超えた場合は、高額医療費支給制度により申請をすれば払い戻しが受けられます。室料ほか医療費についてご相談のある方は、お気軽におたずねください。
Q.治療はなにもしないのですか?
A. 手術や抗がん剤を使った治療はおこないませんが、抗がん剤の副作用も含めた痛み・吐き気・食欲不振・等の不快な症状を緩和・改善するための治療は積極的に行います。
できるだけ患者様や、ご家族のご希望にそえるよう治療の内容については、ご説明しながら決定していきます。
Q.一度入院したら、退院はできないのでしょうか?
A. 症状コントロールが可能であれば、患者様・ご家族のご希望をお聞きしながら、必要なサービスを一緒に考え、スピーディな退院支援を行っています。
Q.入院に期限はありますか?
A. 症状が安定していれば60日を目安に退院が可能かを検討し、退院がご家族の事情で困難な場合には、障害者施設等一般病棟への転棟を検討します。
当院の緩和ケア病棟では、心のケアを重要と考え、年間を通して様々な行事を予定しています。
2月:節分 | 4月:お花見 | 7月:七夕 |
9月:お月見 | 12月:クリスマス | ☆随時お誕生日祝い |
緩和ケア病棟は一般病棟に比べて広く、静かで落ちつける環境となるよう工夫されています。
看護師も多く配置されており患者様のケアが十分できるよう配慮された病棟です。
和室510号
家族控え室
談話室
■入院料:保険の種類によって負担率が違いますのでお問い合せください。 | ||
■食 費:保険の種類によって負担率が違いますのでお問い合せください。 | ||
■室料(1日につき)全12室 | ||
●洗面・バス・トイレ・キッチンつき | 1室 | ¥9,900 [¥9,000+税金] |
●洗面・バス・トイレ・キッチンつき | 1室 | ¥8,800 [¥8,000+税金] |
●洗面・バス・トイレ・キッチンつき | 1室 | ¥6,600 [¥6,000+税金] |
●洗面・バス・トイレ・キッチンつき | 1室 | ¥5,500 [¥5,000+税金] |
●洗面・トイレ・キッチンつき | 2室 | ¥4,400 [¥4,000+税金] |
●洗面・キッチン・トイレつき | 6室 | 無料 |