薬剤部

当院の特徴は、急性期病棟、地域包括ケア病棟、障害者一般病棟、緩和ケア病棟といった異なる特徴の病棟を有していることです。
中小病院であることから、フットワークが軽く、薬剤師が提案した改善案がスピーディに業務に反映され、やりがいが感じられる職場になっています。



調剤・注射、医薬品管理業務

2021年に新規錠剤分包機(Xana-1360UF)を導入しました。GS-1コードで投入する薬剤をチェックすることが可能となりました。調剤の約90%は一包化調剤です。
医薬品供給困難の中、患者さんに適切に薬剤を届けるために、薬剤助手の支援を得て発注など医薬品管理業務を行っています。

病棟薬剤業務

特に急性期病棟では、病棟担当薬剤師が朝の申し送りや医師の回診等に参加しています。
患者さんの治療状況、入退院の情報を得て、患者さんに応じた処方設計に参画しています。
また、病棟活動で得た情報を薬剤部の調剤部門と共有し、個々の患者さんの状態に応じた調剤を実践しています。
退院患者の約95%に対しては、退院時の服薬指導を行っています。
保険薬局への情報提供として、薬剤管理サマリーについても作成を始めています。
抗MRSA薬のTDMをほぼ全例、薬剤部で行っています。
薬剤師がリーダーシップをとり、患者さんに応じた適切な投与設計を医師と行っています。

DI

医薬品情報を加工し、DIニュース等の形で他の医療従事者に情報提供を行っています。
インシデント・アクシデント事例への改善にも貢献しています。
当院では2022年9月に電子カルテを導入しました。薬品マスタ等の設定を日々行っています。
薬剤部門システムと連携し、処方せん上でアレルギーや患者の身長体重についても把握できるようになりました。

無菌製剤

当院にはクリーンベンチ1台と安全キャビネット1台を有しています。
業務開始時に毎朝、高カロリー輸液等の混合を行っています。
また、訪問看護で対応している患者さんに対する注射麻薬の調製も行っています。
外来化学療法については、安全キャビネット内にて抗がん剤の調製を行っています。

他職種との連携

緩和ケアカンファレンス
医療安全カンファレンス
ICTラウンド
褥瘡対策委員会

保険薬局との連携

●薬剤管理サマリー
2023年6月より作成を開始しています。一部加算対象外の病棟であっても、情報提供が重要な症例に関しては、積極的に作成を行い、患者さんに同意が得られれば、交付をしています。
薬剤管理サマリーの内容について、もしコメントを頂けるようでしたら、以下の日病薬作成分の薬剤管理サマリーついて(返書)を使用して頂き、ご返信ください。よろしくお願いします。
薬剤管理サマリーについて(返書)


●院外処方せん簡素化プロトコール
当院では2023年8月1日より「図南病院 院外処方箋における疑義照会簡素化のプロトコール」を開始しています。
以下に「図南病院 院外処方箋における疑義照会簡素化のプロトコール」と「合意書」を示します。
図南病院 院外処方箋における疑義照会簡素化のプロトコール
合意書
院外処方せん簡素化プロトコールへの参加を希望される方、本プロトコールに関する質問は以下までご連絡をお願いします。
薬剤部 TEL:088-882-7255 FAX:088-882-7255

採用薬一覧、レジメン

準備中

教育・研修

医療技術の発展は著しく、治療の高度化、個別化に対応することが薬剤師に求められています。
これに対応するには、物事を学問的に深く考え、調査し、明らかにする研究のマインドが必要であると考えています。
普段の業務改善を形にし、院内研修会や学会への参加・発表を積極的に行っています。
院内の医薬品に関する勉強会・研修会を開催し、様々な部署と情報共有を行い、医薬品適正使用を推進しています。
また、新人薬剤師に対し、新人薬剤師用のカリキュラムを作成し、業務を行っています。
薬剤部の体制の状況によっては薬学実習生の受け入れも検討しています。

主な業務実績

薬剤部 業績

  • 2023年度
  • 久会事例発表会 2023.12.2
    エダラボン点滴静注から内用懸濁液への剤形変更に伴う病棟看護師の業務負担に関するアンケート調査
    〇岡﨑 洋樹1 ,込山 武弘1 ,吉永 桜子1 ,前田 志津1 ,平田 歩1 小原 泰美2 ,矢野 広恵2 , 小河 真帆1,3 ,高野 篤3 ,沖 良祐3  
    医療法人 久会 図南病院 薬剤部1 ,看護部2 ,医局3

    エダラボン内用懸濁液導入患者の服薬支援について効果的な薬薬連携を行った1例
    〇込山 武弘1 ,岡﨑 洋樹1 , 吉永 桜子1 ,前田 志津1 ,平田 歩1 小河 真帆1,2 ,高野 篤2 ,沖 良祐2 
    医療法人 久会 図南病院 薬剤部1 ,医局2

    第62回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会(高知)
    2023.10.28,29
    筋萎縮性側索硬化症治療薬「エダラボン内用懸濁液」の導入と評価
    〇平田 歩1、込山 武弘1、岡﨑 洋樹1、吉永 桜子1、前田 志津1、山本 浩代1、 小原 泰美2、矢野 広恵2、沖 良祐3、小河 真帆1,3、高野 篤3
    医療法人 久会 図南病院 薬剤部1、看護部2、医局3

    中小病院における電子カルテ導入後の院外処方せん疑義照会に対する病院薬剤師の関わり
    〇平田 歩1、込山 武弘1、岡﨑 洋樹1、吉永 桜子1、前田 志津1、山本 浩代1、  小河 真帆1,2、高野 篤2
    医療法人 久会 図南病院 薬剤部1, 医療法人 久会 図南病院 医局2

    第19回日本医療マネジメント学会高知県支部学術集会 2023.8.27
    中小病院における筋萎縮性側索硬化症治療薬エダラボン内用懸濁液2.1%の導入と評価
    〇平田 歩1、込山 武弘1、岡﨑 洋樹1、吉永 桜子1、前田 志津1、山本 浩代1、 小原 泰美2、矢野広恵2、沖 良祐3、小河 真帆1,3、高野 篤3
    医療法人 久会 図南病院 薬剤部1、図南病院 看護部2、図南病院 医局3

    中小病院における電子カルテ導入後の院外処方せん疑義照会に対する病院薬剤師の関わり
    〇平田 歩1、込山 武弘1、岡﨑 洋樹1、吉永 桜子1、前田 志津1、山本 浩代1、小河 真帆1,2、高野 篤2
    医療法人 久会 図南病院 薬剤部1、医療法人 久会 図南病院 医局2

    高知県病院薬剤師会 令和5年度7月例会
    2023.7.27 Zoomウェビナーによるリモート配信
    「薬剤師が医療DXに対応するための必要な知識技術」
    「病院・診療所薬剤師の未来に向けて」
    〇平田 歩


  • 2022年度
  • 日本薬学会第143年会(札幌) 2023年3月25日(土)~3月28日(火) 地域包括ケア病棟における薬剤管理方法に関する多職種の取り組み-
    薬剤管理アセスメントシートの活用した1例-
    〇平田 歩1、吉永 桜子1、山本 浩代1、山﨑 美智子1、岳田 麻里2、藤田 愛2、 矢野 広恵2、高野 篤1
    医療法人 久会 図南病院 薬剤部1 医療法人 久会 図南病院 看護部2

    第61回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会・中国四国支部学術大会
    2022年11月5日(土)、6日(日)広島国際会議場
    地域包括ケア病棟における薬剤管理方法に関する多職種の取り組み
    -薬剤管理アセスメントシートの活用した1例-
    〇平田 歩1、吉永 桜子1、山本 浩代1、山﨑 美智子1、岳田 麻里2、藤田 愛2、 矢野 広恵2、高野 篤1
    医療法人 久会 図南病院 薬剤部1 医療法人 久会 図南病院 看護部2

    高知県病院薬剤師会 令和4年度7月例会 2023年7月28日(木)19:00-20:00
    Zoomウェビナーによるリモート配信
    令和4年度病院診療所薬剤師研修会報告
    「心不全の基礎知識」
    「今、病院診療所薬剤師が知っておくべき地域医療連携との向きあい方」
    ○吉永 桜子


  • 2021年度
  • 令和3年度 入退院支援事業報告会 オンデマンド配信 2022年3月21日~ 入退院支援事業で明確になった課題と今後について-薬剤師の目線から-
    ○平田 歩

    入退院支援事業 第3回コーディネート能力修得研修 ゲストスピーカー 2021年11月5日
    ○平田 歩


  • 2020年度
  • 令和2年度入退院支援事業報告会 2021年3月9日 入退院支援と薬剤師-入退院支援事業を通じて感じたこと-
    ○平田 歩

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