ハラスメント行為は職員の人権にかかわる重大な問題であり、被害者の名誉や尊厳を棄損し、労働意欲やパフォーマンスを低下させ健康を害します。
また、職場環境の悪化や診療レベルの低下を招き、患者さんにも不利益を与えるものです。
当院は病院全体で「ハラスメントをしない、させない、許さない、見過ごさない」を徹底し、職種や立場を超えてお互いに尊重し合える、安全で快適な職場環境づくりを目指します。
当院ではハラスメント防止及び問題解決のためにハラスメント対策委員会を設置し、定例ミーティング、定期研修を行い、委員会メンバー自身がハラスメント問題に関する知識と理解を深めるとともに、全職員を対象とするハラスメント調査アンケート、研修の実施などハラスメント防止に向けた周知・啓発活動に取り組んでおります。
● パワーハラスメント
優越的な関係を背景とした言動であって、業務上の必要かつ相当な範囲を超えたものにより就業環境
を害すること。
なお客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導につ
いては該当しない。
● セクシュアルハラスメント
性的な言動に対する他の従業員の対応等により当該従業員の労働条件に関して不利益を与えること、
又は性的な言動により他の従業員の就業環境を害すること。
また、相手の性的指向又は性自認の状況にかかわらない他、異性に対する言動だけでなく同性に対する
言動も該当する。
● 妊娠・出産、育児、介護などに関するハラスメント
従業員の妊娠・出産及び育児等に関する制度又は措置の利用に関する言動により、従業員の就業環境を
害すること。妊娠・出産等に関する言動により女性従業員の就業環境を害すること。
なお、業務分担や
安全配慮等の観点から客観的にみて、業務上の必要性に基づく言動によるものについては該当しない。
● カスタマーハラスメント
利用者・家族などから職員へのハラスメント、および職員から利用者・家族などへのハラスメント