当院検査部では臨床検査技師6名で血液・尿の分析や、心電図、呼吸機能、血管の検査等を行い、正確で信頼度の高いデータをにより早く提供できるようにしています。
尿一般検査は色調・混濁・PH・糖・蛋白・ウロビリノーゲン・ビリルビン・潜血・アセトン体を測定し尿沈渣では顕微鏡で尿に含まれる細胞などを見ます。
また尿中肺炎球菌莢膜抗原、尿中レジオネラ抗原検査も実施しています。
尿測定装置
血糖測定器
便の中に微量に血液が混じっているかどうかや、寄生虫卵を調べます。
便の中のノロウイルスやクロストリティオイデス・ディフィシルという細菌が作る毒素の検査も実施しています。
鼻腔ぬぐい液でインフルエンザを、咽頭ぬぐい液でマイコプラズマ抗原A群β溶血連鎖球菌抗原の検査を実施しています。
白血球数、赤血球数、Hb(ヘモグロビン)、血小板数を機械で測定し貧血や炎症などの診断に用います。
過去1~2ヶ月間の血糖コントロール状態が分かるグリコヘモグロビン(HbA1C)も測定しています。
出血時間、PT、APTTなど血液の凝固能を反映する検査もしています。
グリコヘモグロビン分析装置
自動血球分析装置
血液ガス分析は、主に動脈血中の酸素、二酸化炭素の割合を見る検査です。
血液を遠心分離し上清で肝臓、腎臓、高脂血症、血糖、炎症、腫瘍マーカー、甲状腺、心筋マーカー(NT-proBNP)、感染症(コロナ抗原定量含む)などの検査をしています。
免疫測定装置
臨床化学分析装置
血液ガス分析装置
安静時12誘導心電図・ホルター心電図(シャワー可24時間心電図)・負荷心電図は、不整脈、心筋梗塞などの心臓の病気の診断に用います。
心電計
肺活量などを測定し呼吸機能に異常がないかをみます。
肺機能測定装置
ABPI測定機
ABPI(血圧脈波検査)は、血管の硬さ、つまり具合を測ります。
SPP測定機
SPP(皮膚潅流圧検査)は、創傷ケアーに欠かすことの出来ない検査で、傷のある部分の皮膚の血流を評価します。
筋電計
筋電図検査は、手の神経の伝導速度を測定することにより、手根管症候群などの診断に用います。
頭部に電極をつけて脳の電気的活動性を評価する検査です。
仰向けで寝ている状態で検査します。
検査中に目を開けたり閉じたり、深呼吸や光刺激負荷を行います。
脳波測定装置