内視鏡内科

図南病院では、平成20年度に高詳細内視鏡を導入しました。

オリンパス製 EVIS LUCERA SPECTRUM

新しい内視鏡観察技術(NBI)が早期発見・早期治療の可能性をさらに拡げます。 新しい内視鏡観察技術について簡単にご説明します。

NBI(狭帯域光観察)

がんの発育に伴って、毛細血管が増えるという特徴に着目したのがNBI機能です。 NBIで強調された毛細血管や大腸病変を詳しく観察することによって、治療方法(内視鏡治療と腹腔鏡を含む外科的治療)を選別する為の手助けになります。

拡大内視鏡(ズーム内視鏡)

拡大内視鏡は約100倍まで拡大できます。色素をかけた後に拡大観察することで表面構造の違いを見ることができます。
これはピットパターン診断学と呼ばれ、腫瘍か非腫瘍かの鑑別が検査中にできるようになりました。
拡大観察は通常の内視鏡検査の一連の流れで行うことができます。

ピットパターン診断

拡大内視鏡でピットパターン診断が可能になり、急いでとるべきポリープか、あるいは、沢山のポリープがあった場合は、それらをとったほうが良いか、まだとらなくて良いかを決めることができるようになりました。施設によって異なりますが、その場で内視鏡的治療を行うこともあります。

ハイビジョン化

家庭用電化製品と同じように、内視鏡検査も見えるだけ、撮るだけで満足できる時代は過ぎ、更なる高画質を求めて、ハイビジョン化しています。内視鏡には放送業界で用いられている方式が採用されています。ハイビジョン化することで、小さな粘膜の変化も更に観察しやすくなりました。

平成26年度内視鏡実績

内視鏡検査 629件
内視鏡検査 45件
大腸ポリープ切除術 49件
胃瘻造設 20件
内視鏡的粘膜切除術(EMR) 3件
内視鏡的アルゴンプラズマ凝固法(APC) 1件
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP) 1件
超音波内視鏡検査(EUS) 0件

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